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東京を楽しもう
この度は日曜日の午後から月曜日までの1.5日を充てることにした。
先ず、飯田橋から徒歩で神楽坂(早稲田通りの神楽坂下から坂上までの通称)を訪れた。この地名は、祭礼で神輿が通るときに神楽を奏したからとも、重い神輿が、神楽を奏すると容易に上れたからとも、言われているそうだ。
参拝を終えて内堀通りへ出る。これより右回り(東方面から)に主として内堀通りに沿って皇居を一周する。九段下から竹橋、平川門から気象庁前にある三角の空地で一休み。ここには、忠臣和気清麻呂の銅像(昭和15年、紀元2600年記念事業として建立)がある。
只今午前10時過ぎ、人通りが最も少ない時間帯と思うがrunnerはひっきりなしに逆方向(反時計方向)に走っていく。ここは一周約5kmの有名なrunning courseとなっている。昼の休み時間なんてoffice街からわんさと繰り出してきて、よく怪我人が出ないものだ。二重橋前を過ぎて桜田門の方に右折する。 かなり上り坂の三宅坂、左手に国会議事堂(建築開始の16年後、1936年に完成。地下1階・地上3階・塔屋部地上9階・中央塔65.45mは、霞が関ビルができるまでは最大高さを誇っていた。)が見えてくる。国立劇場を過ぎて直ぐ半蔵門、ここから北へ真っ直ぐな道が続くが、一つ内側の半蔵濠に沿った道を歩く。右側に千鳥ヶ淵が現れる。桜の季節となれば素晴らしい眺めの場所だ。やがて九段坂上に到着し、これでやっと一周。景色を愛でながらここま歩いて1.5~2.0時間くらいか?
東京の中心部をくりぬくように走っている都営大江戸線の牛込神楽坂から押上へ向かう。途中、蔵前で都営浅草線に乗り換えて3駅目。地下鉄に乗っていると外の景色が目に入らないので、見慣れぬ土地に行くと、ついつい路線図を時々見て確かめる。
押上にある業平橋は、大横川(現、大横川親水公園)に架かる橋で、浅草通り上にある。至近にある東武鉄道伊勢崎線の「とうきょうスカイツリー駅」は、最近まで「業平橋駅」と称していたのだ。 一方、その浅草通りは、SkyTreeの眞南側に流れている北十間川に沿って、その南側に通っている。その両側にある商店街を「オシナリ通り商店街」と称し、characterの「オシナリ君」もいる。「オシナリ」とは・・・?? もうお分かりの通りです。
川向うへ渡るのに橋の数が少ないのでかなり迂回をする必要がある。観光客は面倒くさがって川の向う側まではは行かないから、行けばきっとサービスがよいだろうと、不便な向かい側へ行き、選んだ「乙なめし屋」で昼食とした。定食を所望したら、なんと、大きなスライスしたトンステーキとキャベツ・パセリ、味噌汁に、付け合わせ2皿、漬物、おいしいごはん、お変わり自由で@700円は安い。その食事処は{なりひら}?。 これだけ客を集めている東京SkyTreeの地元なのに、塔の真下で用足しをして去っていく客を眺めているジレッタサは勿体なくもあり、寂しい話だ。おしなり商店街と墨田区は、もっと真剣に地域発展を考えて、商店街に観光客を誘導する策を考えるべきではないだろうか? 京成電鉄地下3階の駅から、乗り換えなしで柴又駅下車。この駅までは複線だが、ここから金町までは単線となる。線路東側に一つだけあるかわいい柴又駅舎を出ると、寅さんの等身大の銅像が立っている。あの一世を風靡し、未だに誰しもの親しみと哀感をそそる寅さんにしては、夕暮れのせいかやや小さくて薄暗く感じた。 柴又帝釈天門前通り両側には昔ながらの下町風情のある草だんごやせんべいの土産もの屋、夏目漱石や松本清張の著作にも登場する川魚料理の料亭もあり、さすが歴史を感じさせる。
世界一長く続いた映画としてギネスブックにも載ったといわれる「男はつらいよ」の記念館はスーパー堤防の柴又公園の下に作られている。堤防に上がり、若かりし頃に流行った流行歌「矢切の渡し」の廃船された現風景をを暫し眺め入る。夕暮れ時の川面が光って見え、はるか向こうに常磐線の鉄橋が見えている。 ここから柴又駅まで引き返すよりは、堤防沿いに江戸川の景色を眺めながら金町まで歩こうか・・・と潔かったが、堤防上の道は行けども続き、疲れた足で約半時間以上は歩いたか・??、JR金町駅到着時には真っ暗になっていた。 |