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川越を楽しもう


  川越は埼玉県の中央やや東寄りに位置していますが、西には秩父山塊が広く横たわっているので、実質上「埼玉の西の玄関口」として発展してきたとも言われ、市内には電車の駅が12駅もあります。
  最初の写真は西武新宿線の「本川越駅」ですが、駅上には、写真奥に見える「川越プリンスホテル」があります。今宵はここで想い出の夜を・・・。

  「川越駅」はJR川越線と東武東上線の合体駅です。近年の東京都内地下鉄線との相互乗り入れで利便性が増して、乗降客数も20万人/日を超え、県内でも有数の交通拠点となっています。
  川越駅東口の駅前広場は、平成3年に2階式に改造済である一方、西口駅前広場は昭和52年に区画整理による整備以来既に30余年、車両の増加や歩行者への安全対策が望まれていました。
  その結果、平成25年度末には素晴らしい立体跨道橋の駅前広場(デッキ上にはシェルター、街路灯、エレベーター、待合スペース等装備)へと変身してデビューします。乞う、ご期待。

  びっくりしたのは、観光スポットを歩いてみると普通のウィークディなのに、必ずあちこちにばらばらと、観光客が同じように歩いている。はてな、どうしてこんなに大勢の人が訪れているのだろう・・・?

  呼称「小江戸」で知られている川越市には観光資源が少なくない。中でも特に、商家の伝統的な「土蔵造り」や昔から定刻に時刻を告げる「時の鐘」、喜多院や川越城本丸御殿等の有名スポットをを見て回る潜在的な観光客はいたが・・・・。
  だがしかし、観光都市として一躍、脚光を浴びるようになったのは、やっぱりTV放映が引き金になったという。

  NHK大河ドラマ「春日局」(1,989年:平成元年の放映)で、喜多院を巡る観光ブームに火が付いた。観光客数が年間100万人増の330万人となったとき、驚いて官民一体での観光振興が始まったのだ。
  その他の開発については、ハード面では廃業した酒蔵・旅館・旧川越織物市場や雑木林等の眠っている観光資源の発掘と、その活用については歴史紹介・物産館での商品販売を検討。ソフト面では川越祭り・花火大会・名産の「サツマイモ」の加工品開発等々。


  「レトロバス」は小江戸巡回バスとして、観光スポットめぐり専用に1時間に2~3本運行しています。川越駅西口⑥番線からの出発で、¥550で1日乗り放題。自分の好きなスポットで下車して、観光後に次のバスでまた次のスポットへ移動します。喜多院を先回りするコースと、蔵の町を先回りするコースがあります。
  同様に東武バスでも「小江戸名所めぐりバス」として、同駅東口③番線から運行(¥300で1日乗り放題)しています。
  平成20年以降の年間観光客数は、なんと毎年約620万人前後にもなっているそうです。しかし今や、ここから1歩抜け出して、もっと観光客を増やす方策を練っているようです。

  蔵造りの町並み:江戸情緒溢れる数十件が軒を連ねる景観は正に圧巻で、類焼を防ぐ耐火建築でもあり、「重要伝統的建造物群保存地区」となっています。
  「蔵造り」の骨組みの構造や間取りなどを、資料館(明治時代の煙草卸商人の住宅)で見学できます。

  菓子屋横丁:昭和初期の頃の下町の懐かしい風景を残しています。アッといわせる名人芸菓子職人がおられるそうですが、後継者はいるのでしょうか?その芸は何時・何処で見れるのでしょうか・・・?最近では菓子屋の店舗数もだんだん減ってきて、今では20軒ほどだそうです。頑張ってくださいね・・・。


  時の鐘は、寛永年間(1,624~1,644)に川越城主酒井讃岐守忠勝によって建てられたという。当時から約400年間にわたり1日に4回(6時・正午・15時・18時)城下町に時刻を知らせてきた川越のシンボルで、現在のものは4代目で、高さは奈良の大仏と同じで16mもあるとのこと。

  喜多院:平安時代の天長7年(830年)自覚大師が無量寿寺として創建したとされ、別名川越大師として五百羅漢やだるま市(1月3日)で親しまれています。
  慶長4年(1,599年)に27世を継いだ天海が徳川家康の信任を得てから喜多院と称して繁栄するようになったが、寛永15年(1,638年)の大火で焼失。その後、3代将軍家光が江戸城内から客殿・書院棟を移築した。
  それが、その後の江戸の大火で全てを喪失した江戸城唯一の遺構となっているところが凄いのですが、そこにはまたまた、「家光誕生の間」・「春日局化粧の間」と伝えられている部屋が偶々あるとのこと。訪問しても、残念ながらそのような経緯を知らずに、帰っていく観光客も多分おられることでしょうが・・・。

  地域経済に大きな希望と未来を与えてくれる観光客誘致策を成功させることは、近年、大手スーパーの台頭や少子高齢化で商店街のシャッター化が気になる中で、大きな問題となっている。
  近隣地との連携を図り。訪問客数はもちろんのこと、滞在時間を延ばす工夫がこれからも続いていくことでしょう。皆さんの自治体では如何でしょうか?

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